課題E
課題E1
E1-1. フォルダ・タブの作成
Onshapeのページ
を開いてサインインする。
演習で作成したドキュメントを開く。
(これまでに作ったフォルダに入っている状態の場合は) 家のマークをクリックしてホーム直下に移動する。
「+」→「フォルダを作成」でEフォルダを作成し、クリックしてその中に入る。
「+」→「Part Studioを作成」でタブを追加し、その名前を「E1」に変更する。
E1-2. 印鑑の本体を作る
Top平面を選んでスケッチを開始する (スケッチの名前は「円柱の基準」)。
右上のボックスで視線方向を上面に切り替える。
図の状態のスケッチを描き、緑のチェックを押してスケッチを終了させる (使うもの:中心点円
、 寸法
)。
押し出し
で上に60mm押し出してパーツを作り (フィーチャー名は「円柱作成」)、できたパーツの名前を「印鑑」にする。
また、Top ~ Right を非表示にする。
フィレット
で下のエッジに半径2mmの丸めを入れる (フィーチャー名は「下エッジ丸め」)。
E1-3. 文字スケッチを描く
視線方向を上面に切り替える。
図のようにして円柱の上の面でスケッチ「文字くり抜きの基準」を開始する。
(パーツの面を選ぶ。この場合はフィーチャーリストからは選べない)
図のようにして2つの円を描く。
(エッジ利用 (投影/変換)
で円柱と同じ大きさの円をつくる)
(オフセット
でそれより半径が0.2mm小さい円をつくる。白い矢印の頭を内側にドラッグしたあと、何もないところをクリックして数値入力)
図のようにして、
テキスト
で裏返しの「名前」という文字のスケッチを描く。
(フォントを「Noto Sans Japanese」にしないと日本語が文字化けする)
(印鑑用に文字を左右反転させている)
(「名前」のところを自分の名前にしてもよいが、文字によってはこのあとの押し出し
が失敗することもある。その場合は「名前」で)
図のようにして文字が円の中に納まるようにする。
(
中点
の条件のおかげで、文字の中心が原点と一致するようになる)
(寸法を入れるのは1か所だけ。文字の場合は縦横比が自動的に決まるので、横を確定させれば縦も確定する)
(自分の名前にした場合は、寸法
で入れる数値を適宜調整する)
緑のチェックを押してスケッチを終了させる。
(Originも非表示にしておく)
E1-4. 文字以外の部分をくぼませる
視線方向をトリメトリックにしてからマウスホイールでズームし、図のようにして文字と縁以外の部分を0.2mmくぼませる (フィーチャー名は「文字くり抜き」)。
(自分の名前にした場合にどうしてもエラーになるようなら「文字くり抜きの基準」で文字を変更する(方法は
ここ
の2つ目の図を参照))
(このようにスケッチが複雑な形をしているときは、フィーチャーリストから選ばずにこうしてクリックで選べば確実に使いたい部分を決められる)
こうなっていればOK。これで課題E1は完了。
完成状態
(フィーチャーリスト、パーツリストの状態がこれと完全に同じで、(文字を変えた場合以外は) パーツの形も完全に同じであることを確認する)
課題E2
E2-1. タブの作成
「+」→「Part Studioを作成」でタブを追加する。
新しいタブの名前を「E2」に変更する。
E2-2. スケッチを描く
Right平面を選んでスケッチ「盾サーフェスの基準」を開始する。
右上のボックスで視線方向を右側に切り替える。
中心点と端点 円弧
(3点円弧
の右の ∨ から選択) で図のようにして円弧を描く。
(中心点と最初の端点は横軸に重ねる)
(最後の端点は
のマークが出た状態でクリックして縦軸の延長線上に来るようにする)
図のようにして寸法
で形を決める。
図のようにして作図線
と線
で下の端点と原点をつなぐ線を描く。
緑のチェックマークをクリックしてスケッチを終了させる。
E2-3. サーフェスを作る
図のようにしてスケッチを回転させた形をつくる (フィーチャー名は「盾サーフェス作成」)。
ここでできたのは、パーツとは別の分類の「サーフェス」と呼ばれるもの。
パーツの数は0のままで、「サーフェス」という種類のものができている (「サーフェス(1)」の左の「>」で展開すれば見られる)。
押し出し
、
スイープ
、
ロフト
でもサーフェスを作ることができる (リンク先解説ページの下側に実例がある)。
作り方からもわかるように、サーフェスには厚みがない。
そのため、これ自身は3Dプリンタ用のデータにはならない。
次のステップで、これをもとにしてパーツを作る。
E2-4. サーフェスからパーツを作る
図のようにして厚みつけ
でサーフェスをもとにしたパーツを作る (フィーチャー名は「盾作成」)。
(もとになったサーフェスはなくなる)
押し出し
で使えるのは、スケッチやパーツの平らな面だけ。曲面から立体を作るときは厚みつけ
を使う。
この方法 (開いたスケッチ→回転によるサーフェス作成→厚み付け) を使えば壺や花瓶、皿のような形を楽に作ることができる。
パーツ名を「盾」に変更し、Top ~ Rightを非表示にする。
E2-5. カット用パーツを作る
右上のボックスで視線方向を正面に切り替える。
図のようにしてFront面でスケッチ「カット用パーツの基準」を開始する。
内接多角形
で図のような正五角形を描く。
(最初のクリックは原点で)
(2回目のクリックは原点の真下で)
(一辺の長さは400mmにする)
線
で正五角形の頂点をつないで星形を描く。
たまに余計な条件が勝手についてエラーになる (線が赤になる) ことがある。こうなった場合はCtrl+Zで1ステップ前に戻って描き直す。
視線方向をトリメトリックにし、「盾」を非表示にする。
押し出し
で星形の部分を選択して手前に200mm押し出してパーツを作る (フィーチャー名は「カット用パーツ作成」)。
この方法で押し出すと、選んだ部分だけを使って押し出せる。やりたいことに応じて、いままでの「スケッチ全体を使って押し出す方法」と使い分けるとよい。
E2-6. 面を分割する
「盾」を表示させ、Orignを非表示にし、右上のボックスで視線方向を右側に切り替える。
分割
で Part 2 (星形パーツ) の側面を使って盾の曲面を分割する (フィーチャー名は「面分割」)。
(最初に選ぶのは「分割したい面」)
(次に選ぶのは「分割に使いたい面」。星形の側面は10個あるが、このように範囲選択すれば一気に選べる。このとき盾の曲面や星形をした面を範囲に含めてしまわないように注意)
パーツを削除
で Part 2を削除する (フィーチャー名は「不要パーツ削除」)。
図のように星形の部分の色を変更する。これで課題E2は完了。
星形の部分は他と比べて特に凹凸があるわけではないので、このモデルから3Dプリンタ用のデータを作っても「のっぺりした皿の形」ができるだけ。
この部分を浮彫のようにしたい場合は、星形の部分を使って厚みつけ
を行う必要がある。
完成状態
(フィーチャーリスト、パーツリスト、モデルの状態がこれと完全に同じであることを確認する)
課題E3
E3-1. タブの作成
「+」→「Part Studioを作成」でタブを追加する。
新しいタブの名前を「E3」に変更する。
E3-2. サーフェスの基準のスケッチを描く
Front平面を選んでスケッチ「エッジ1」を開始する。
視線方向を正面に切り替える。
中心点と端点 円弧
(3点円弧
の右の ∨ から選択) で図のような円弧を描く。
(中心と上の端点は縦軸に合わせる)
(左の端点は横軸に合わせる)
寸法
で図の2つの寸法を入れて形を確定させる。
(上の端点と横軸、左の端点と縦軸をそれぞれクリックして数値を入れる)
作図線
と線
で上の端点と原点をつなぐ線を描く。
緑のチェックをクリックしてスケッチを終了させる。
視線方向をトリメトリックに切り替える。
平面
で図のようにして「エッジ2描画用の面」を作る。
正しくは「Right面を時計回りに45°回した向き」。逆向きになってしまった場合は、矢印のアイコンをクリックして面の回転方向を逆にする。
図のようにして視線方向を「エッジ2描画用の面をまっすぐ見た状態」にする。
(「に垂直に表示」を選ぶ)
(これを行うのは、斜めから見ることによる歪みを避けてスケッチを描くため)
「エッジ2描画用の面」でスケッチ「エッジ2」を開始する。
中心点と端点 円弧
で図のような形を描く。
(中心は「エッジ1」の円弧の中心に合わせる)
(上の端点は「エッジ1」の上の端点に合わせる)
(最後の端点は横軸に合わせる)
緑のチェックをクリックしてスケッチを終了させ、視線方向をトリメトリックに切り替える。
図のようにしてすべての平面を非表示にする (「エッジ2描画用の面」だけでなく、Top, Front, Rightも非表示になる)。
視線方向を「上面」に切り替え、Top面でスケッチ「エッジ3」を開始する。
3点円弧
でさっきの2つのスケッチの下の端点をつなぐ線を描く。
(内側に窪んだ状態にする)
3点円弧
では、最初と次のクリックが円弧の端点になり、最後にクリックした点で円弧の膨らみ方を決められる。状況に応じて 中心点と端点 円弧
と使い分けるとよい。
寸法
で半径を400mmにして形を確定させる。
(内側に窪んだ状態にする)
緑のチェックをクリックしてスケッチを終了させる。
(トリメトリックで見ると3本の線がこういう形になっているはず)
E3-3. サーフェスを作る
フィル
で3つのスケッチの線で囲まれるサーフェスを作る (フィーチャー名は「サーフェス作成」)。
円形パターン
で図のようにしてサーフェスをコピーする (フィーチャー名は「サーフェスコピー」)。
(コピーが完了すればサーフェスは「Surface 1」~「Surface 8」の8つになる)
ここでは「パターン軸」として原点の「合致コネクタ」を選択する。回転
、円形パターン
では円形や直線のエッジのほかに、この合致コネクタの青軸を使うことができる。
これを覚えておけば、軸用のスケッチを描く手間を省くことができる。
E3-4. サーフェスで囲まれたパーツを作る
囲い込み
(厚みつけ
の右の ∨ から選択) で8つのサーフェスとTop平面で囲まれた形のパーツを作る (フィーチャー名は「パーツ作成」)。
(使われた8つのサーフェスはなくなる)
シェル
でパーツ下面を選んで厚み1mmでくり抜く (フィーチャー名は「内部くり抜き」)。
Origin を非表示にし、パーツ名を「傘」に変更したら課題E3は完了。
完成状態
(フィーチャーリスト、パーツリスト、モデルの状態がこれと完全に同じであることを確認する)
課題E4
ここでは自分で考えて好きな形を作る。
「+」→「Part Studioを作成」で新しいタブ「Part Studio 1」を追加し、名前を「E4」に変更する (これまでに作成したタブのコピー・使いまわしはNG)。
E4タブに、自分で考えて好きな形の
パーツ
を作る。ただし必ず以下の条件を満たすようにする。
文字
、厚みつけ
、フィル
、囲い込み
のうち少なくともどれか1つを使う。
パーツを2つ以上作った場合は、パーツ同士が重なり合わないようにする (
調べ方
)。
パーツはすべて表示した状態にする。
フィーチャーリストにエラー (赤字) や「使われていないただの絵」を残さない。
(文字
でスケッチを描いただけのこういうものもNG)
必須ではないが、このほかに以下の条件を満たすのが望ましい。
フィーチャーにはすべて実態にあった名前をつける。
スケッチは「完全定義」(黒状態)になるようにする。
パーツ以外のものを非表示にする。
サーフェスもパーツではないので、非表示にしたほうがよい。そうしておけば
たとえばこういうものを作ったつもりで
3Dプリンタ用のデータとしてはこれしかできていなかった、という事態を避けられる。
提出
演習の時間の終了時に、cadseminar2022@gmail.comあてに以下のメールを送る。
指摘を受けて、修正が完了した時は教員のメールへの返信で連絡する。
件名
CAD演習 課題E
本文
学籍番号、氏名、ドキュメントのURL
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