ウイングドエッジ構造
テキスト066ページの図3.12aのような、向きを考慮した稜線 \(E\)、それに接する左面、右面、始点側と終点側につながる右ウイング、左ウイングをセットにし、頂点データ・稜線データ・面データを表で表わしたもの。
複雑な形状のポリゴンでも、これらの表を使えば面・稜線の接続関係を効率よく調べられる。
非多様体
厳密な定義はテキスト068ページの通り。
出題例でよくあるのは普通の立体 (二多様体) の外に面がくっついていたり、2つの立体が頂点や稜線で接したりしているもの。
オイラーの公式・その拡張版
\(v-e+f=2\)
がオイラーの公式。使われている文字は vertex (頂点), edge (稜線), face (面) の頭文字。
\(v-e+f-r=2(s-h)\)
は穴やくぼみのある立体にも適用できるようにオイラーの公式を拡張したもの。\(r, s, h\) は ring (リング), shell (シェル), hole (穴) の数を意味する (\(r=0, s=1, h=0\) にすると普通のオイラーの公式になる)。
オイラー操作
MEV (Make Edge Vertex) (\(e\) と \(v\) が1ずつ増える), KEV (Kill Edge Vertex, MEVの逆操作)
MEF (Make Edge Face) (\(e\) と \(f\) が1ずつ増える), KEF (Kill Edge Face, MEFの逆操作)
オイラーの公式 \(v-e+f=2\) では \(v, f\) と \(e\) の符号が逆になっているので、どの操作をしても左辺の値は変わらない → オイラーの公式は常に成り立つ