情報理論 小テスト (第02回の内容) 解答
- 情報を送るために、人間が使う文字a, b, c, dをそれぞれ00, 01, 10, 11に置き換えるものとする。このとき、用語「シンボル」に対応するものは何か。
- a, b, c, d
- 0, 1
- 00, 01, 10, 11
- 情報を送るために、人間が使う文字a, b, c, dをそれぞれ00, 01, 10, 11に置き換えるものとする。このとき、用語「符号語」に対応するものは何か。
- a, b, c, d
- 0, 1
- 00, 01, 10, 11
- 情報を送るために、人間が使う文字a, b, c, dをそれぞれ00, 01, 10, 11に置き換えるものとする。このとき、用語「符号アルファベット」に対応するものは何か。
- a, b, c, d
- 0, 1
- 00, 01, 10, 11
- a, b, c, dをそれぞれ00, 01, 10, 11に置き換える符号Aと、1, 01, 001, 0001に置き換える符号Bで、a~dが同じ確率で発生する場合、符号化の効率が良いのはどちらか。
- a, b, c, dをそれぞれ00, 01, 10, 11に置き換える符号Aと、1, 01, 001, 0001に置き換える符号Bで、aが97%、b, c, dが1%の確率で発生する場合、符号化の効率が良いのはどちらか
問4, 問5のどちらの場合も、符号Aでは平均符号長 \(L\) は2になる。
また、課題1で求めたように、問4での符号Bの平均符号長は2.5で、符号Aの方が小さく、効率が良いことがわかる。
問5での符号Bの平均符号長は
\(\begin{eqnarray}
L&=&1\times0.97+(2+3+4)\times0.01\\
&=&0.97+0.09\\
&=&1.06
\end{eqnarray}\)
となるので、符号Bの方が効率が良いことがわかる。
「aが出てくる確率が圧倒的に高い」ということは「置き換え先はほとんどのケースで1文字になる」ということなので、わざわざ計算しなくても平均符号長がほぼ1になることは直感的にわかる。